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こんにちは、ファイナンシャル・プランナーの箭吹雅代です。

人生の節目で見直すことで強い家計を作る家計見直し相談を行っています。

さて、今日のテーマは「もしものときに知っておきたいお金の知識~ケガや病気で障害が残ったときに年金が受け取れる?~」です。

公的年金制度には、老後の年金給付だけでなく、遺族給付や障害給付というものがあります。

遺族給付については関連記事→95.もしものときのお金の知識~公的年金の遺族給付とは?~を参考にしてみてください。

障害給付とはどんな制度で、どういったときに利用できる制度なのでしょうか。

公的年金は老後しか受け取れないと思っていると、いざというときに利用しそびれるかもしれません。

なので、こういった制度があるということを知っておくと安心です。

そこで今日は障害給付について解説していきたいと思います。

もくじ

公的年金の障害給付とは?

公的年金に加入している人が病気や事故によって一定の障害状態になった場合、「障害給付」を受けられる場合があります。受給するためには一定の要件があり、それを満たしていることが必要です。

公的年金には1階部分の国民年金と2階部分の厚生年金がありますが、同様に障害給付にも1階部分国民年金に相当する「障害基礎年金」と、2階部分厚生年金に相当する「障害厚生年金」があります。

年金制度についての詳細は関連記事をチェックしてみてください→貼り付け

障害給付は基本的には年金で支給され、その障害状態が続いている限り支給されます。

この「障害基礎年金」と「障害厚生年金」は受給出来る条件等が異なります。

万が一に備えて、どのような条件の違いがあるのか、受給の対象になるのかを確認しておくと安心です。

それでは、それぞれの制度がどのようなものか、見ていきましょう。

障害基礎年金を知る

まずは、障害基礎年金から見ていきます。

障害基礎年金の受給要件は以下の通りです。

1.障害基礎年金受給要件

  • 初診日に国民年金の被保険者である、または年金に加入していない期間(20歳未満、60歳以上65歳未満)にあって、国内に住んでいる間に初診日があること。
  • 一定の障害の状態にあること
  • 初診日前日において前々月までの被保険者期間のうち「保険料納付済期間+保険料免除期間」が2/3以上あること。あるいは、初診日に65歳未満で、前々月までの1年間に保険料の未納がないこと。
  • 老齢基礎年金を繰り上げ受給すると、65歳になったものとみなされて、障害認定を受けても原則として障害基礎年金は受給出来ない。
  • 障害認定日に各障害等級に該当すること

*障害認定日とは、障害の原因となった病気やケガの初診日から起算して1年6か月を経過した日のこと。

1年6か月以内に病気やケガが治った場合、治って障害が残った日が障害認定日となります。

2.年金額(2021年4月分から)

【1級】 780,900円×1.25+子の加算

【2級】 780,900円+子の加算

子の加算

第1子・第2子 :各 224,700円

第3子以降     :各74,900円

子の要件

*18歳到達年度の末日(3月31日)を経過していない子

*20歳未満で障害等級1級または2級の障害者

障害厚生年金を知る

次に障害厚生年金についてです。

障害等級1級・2級となった場合は、障害基礎年金と障害厚生年金のどちらも支給されることになります。また、障害基礎年金では支給がない障害等級3級の場合であっても、障害厚生年金は支給されます。

それではここからは受給要件・年金額を見ていきます。

1.障害厚生年金受給要件

  • 初診日に厚生年金の被保険者であること
  • 一定の障害の状態にあること
  • 初診日前日において、前々月までの被保険者期間のうち「保険料納付済期間+保険料免除期間」が2/3以上あること。あるいは、初診日に65歳未満で、前々月までの1年間に保険料の未納がないこと。
  • 障害認定日に各障害等級に該当すること

2.年金額(2021年4月分から)

【1級】(報酬比例の年金額)× 1.25 +〔配偶者の加給年金額(224,700円)〕※

【2級】(報酬比例の年金額)+〔配偶者の加給年金額(224,700円)〕※

【3級】(報酬比例の年金額)

*最低保障額 585,700円

※配偶者の加入年金額は、その方に生計を維持されている65歳未満の配偶者がいるときに加算されます。

ただし、配偶者が一定要件で老齢厚生年金、退職共済年金、または障害年金を受給している期間は、配偶者加給年金額は支給停止されます。

他にも知っておきたい障害給付のこと

さて、ここまで障害基礎年金と障害厚生年金について見てきました。

他にも障害給付について知っておくとよいこともありますので、ここから解説していきます。

1.障害給付と老齢給付の両方を受け取ることは可能?

原則、1人につき受けられる年金は1つだけということになっているため、基礎年金と厚生年金の各部分は同じ年金しか受けられません。

例えば、老齢基礎年金&老齢厚生年金か、障害基礎年金&障害厚生年金という組み合わせどちらかを選ぶこととなります。

しかし、65歳以上になると、特例的に異なる組み合わせで受けられることがあります。

可能な組み合わせとして以下のようなパターンがあります。

障害基礎年金&老齢厚生年金

障害基礎年金&遺族厚生年金

2.一時金がもらえる場合もある

実は、障害給付には年金だけでなく、障害手当金という一時金もあります。

こちらは、厚生年金の加入者が対象となりますが、障害厚生年金に該当する状態よりも軽い障害が残ったときに受け取れるもので、こちらにも年金の納付状況などの条件があります。

3.故意に障害状態になったときの障害給付

故意に障害を負った場合、障害給付は全く受けられません。

また、故意の犯罪行為や重大な過失によって、障害やその原因となった事故を起こし、障害になったり、障害が重くなった場合は、全額又は一部支給されないことがあります。

まとめ

いかがだったでしょうか。

障害給付は自分には関係ないと思うかもしれませんが、確かに活用することがなかったとしても、万が一の時に知っていた方が安心です。

知らなければ利用出来ないので、活用するための第一歩は、知ることではないでしょうか。

人生は人それぞれであるように、家計もそれぞれです。

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