
こんにちは、ファイナンシャル・プランナーの箭吹雅代です。
人生の節目で見直すことで強い家計を作る家計見直し相談を行っています。
さて、今日のテーマは「投資信託はおすすめと言われるけれど結局どんなしくみなの?~詳しく知りたい投資信託とは~」です。
投資はちょっと怖い・・・でも興味がないわけではない。
確かに投資はリスクがあります。
しかし、決して運を天に任せるようなものではありません。
知らないから不安、でも知れば楽しくなる。それが投資です。
今日は投資信託のしくみについて解説していきます。
内容的には基本より少し踏み込んだ内容になっていますので、初めての方は
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もくじ
投資信託のしくみ
投資信託は、投資家から集めた資金を専門家が管理・運用することで得られた収益を投資家に分配・還元するものです。
投資の対象はさまざまで、株式や債券、金などのコモディティ商品などがあります。
投資信託のメリットは3つ。
- 少額で始められる
- 運用はプロに任せられる
- リスクを分散できる
では、一体投資信託はどのような仕組みで運用されているのでしょうか?

投資信託に関連する3つの会社とは?
まず、投資信託のしくみを知る上で欠かせないのが、投資信託に関わる3つの会社についてです。
- 販売会社→売る
- 運用会社→指示する
- 信託銀行→保管する
1.販売会社→売る
販売会社は、私たちが投資信託を買うときに窓口となる会社です。
証券会社や銀行などです。
どんな投資信託があるのか情報を提示したり、投資家の相談に乗ったりするのもこの販売会社です。
さらに、投資家が投資信託を売却した際に換金を行ったり得られた利益を支払った利する役割を担っているのも、販売会社です。
2.運用会社→指示する
投資信託には株式や債券など、さまざまな金融商品が組み込まれています。では、誰がそれを作ったのかというと、それがこの運用会社です。
運用会社は経済や金融の動向、どの会社に投資すべきかなどを分析し投資信託を開発、運用の指図を行います。
ですので、投資信託が利益を出せるかどうかは、この運用会社にかかっている、と言えます。
3.信託銀行→保管する
信託銀行は、投資家から集めたお金を管理し、運用会社からの指示に従って株式や債券などの金融商品を実際に売買します。
さて、ここで思い出してほしいのが手数料についてです。
投資信託の場合、買うときや売るときだけでなく、保有している間にも「信託報酬」という手数料がかかります。これは、投資信託を保有している間払い続ける、いわば手数料のようなものです。
この「信託報酬」は投資信託にかかわるこの3つの会社に分配されています。
手数料は出来るだけ支払いたくない、ずっとコストがかかるのはちょっと・・・と思うかもしれませんが、こうして、投資信託が3つの会社によってしっかり運用されていると知ると、手数料がかかることにも納得がいきます。

実は安全?もしものときのお金はどうなる?
さて、投資信託には3つの会社が関わっていることが分かりました。
ということは、3つの会社のうち、どれか一つでも破綻したら投資したお金が危ない?
それとも、実際にお金を保管しているのは信託銀行だから、信託銀行が潰れたときが危ないの?
実は、投資信託に投資したお金はもしものときにも大丈夫なしくみで管理されています。
まず、投資信託のお金は信託銀行に保管されていますので、販売会社・運用会社にもしものことがあっても投資したお金に影響はありません。
ただ、運用会社がつぶれてしまった場合、運用が出来なくなるので、払い戻しにはなりますが。
では、信託銀行に関してはどうか?ということですが、これも心配ないと言えます。
確かに信託銀行では、投資家から集めたお金を管理していますが、会社が持つお金と投資家の財産は分けて管理がされています。ですので、もし信託銀行が潰れてしまっても心配ないと言えます。投資信託自体は、他の信託銀行に移すか、解約されることになります。
まとめ
いかがだったでしょうか。
投資は怖いという気持ちは大切です。そして慣れたときこそこの気持ちは大事です。
分からずに投資を行うのはキケンです。投資信託はいいと聞くから買ってみよう、投資信託は大丈夫と何となく聞いた気がするからやってみようかな?など、不確かな情報を鵜呑みにするのではなく、投資信託はどういったしくみでどうやって運用されているから、試してみてもいいかな?と自分で理解して判断することが重要です。
人生は人それぞれであるように、家計もそれぞれです。
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