Pocket

こんにちは、ファイナンシャル・プランナーの箭吹雅代です。

人生の節目で見直すことで強い家計を作る家計見直し相談を行っています。

さて、今日のテーマは「子供の大学進学費用が不安?知っておきたいのは奨学金と減免制度のこと」です。

平成という時代、日本ではほとんど給料が上がらず、それどころか増税や、社会保険料の増額によって、昔に比べて家計は苦しくなっていると言えます。

そんな中、大学進学にかかる費用は増加しており、ますます家計には大きな負担となっています。

しかし、そんな中、苦しい家庭を支援する制度もあります。

大学進学費用は不安だけど、子供を大学に行かせたい。

そんなとき、知っておきたい制度について解説していきます。

もくじ

子供を大学に行かせたいけれど、教育資金の準備が不安な方へ

まず、教育費から見ておきたいと思います。

「文部科学省の平成30年度子供の学習費調査結果」、日本政策金融公庫の「教育費負担の実態調査」によると、以下の通りです。

ここで、大学進学費用については、国公立か私立か、理系か文系かによっても異なります。

国公立に進学したとしても500万円以上となっています。

ただ、大学進学者のうち7~8割は私立へ進学しています。そのことから考えても大学にかかる費用は思いのほか多くかかってしまうと考えておいた方がよさそうです。

子供が大学に進学するまでに十分な貯蓄が出来ればもちろんその方がよいと思いますが、なかなか思うように貯蓄が出来ない場合もあります。

そういったときに選択肢として奨学金の利用を考える方も多いと思います。

でも、奨学金って借金でしょ?

しかもその借金を背負うのは子供です。

それもまた親御さんとしては心配なさるのではないでしょうか。

不安を解決する第一歩は“知ること

ということで、まずは奨学金について知るところから始めたいと思います。

知っておきたい奨学金の種類としくみ

1.奨学金の種類

奨学金と一言で言ってもそれには公的なものと民間のものがあり、少々複雑です。

分かりやすく伝えるために、ここでは国の奨学金について話していきたいと思います。

国の奨学金は、「日本学生支援機構」という独立行政法人が担っています。

この奨学金制度には、「給付型」と「貸与型」という2つのタイプがあります。

簡単に言うと、返済が不要のもらえる奨学金が「給付型」、返済が必要な奨学金が「貸与型」です。

さらに貸与型には、利息を支払わなくてよい「第一種奨学金」と利息の支払いが必要な「第二種奨学金」があります。

それぞれの奨学金には条件があります。

まずはその条件について、下記表に記載しています。

奨学金を利用する者にとって有利なのは、「給付型」→「第一種奨学金」→「第二種奨学金」の順ですが、利用には条件があります。

特にここで言う条件とは、収入です。

ところで、こんな風に考えていませんか?

給付型は競争率が高く、例え収入の要件を満たしたとしても利用するのは難しいのでは?

いえいえ、その心配、いりません。

実は、奨学金制度は、2020年度から変わっており、基準を満たせば利用出来るようになりました。これまでのように選ばれた人だけが利用出来るのではないので、利用機会が広がったと言えます。

収入などの条件はありますが、条件が合うのであればこの給付型奨学金を利用出来る可能性も高いと思うので申し込んでみることをおすすめします。

ウェブサイトからもシュミレーションが出来るので、気になった方は一度シュミレーションしてみてください。

シュミレーションはこちら

もう一つ、給付型奨学金に必要なのが成績基準です。

①高校での成績が5段階評価で3.5以上

②学習意欲を有すること

どちらかを満たす必要があります。

万が一、高校での成績がクリアしていなくても、②があります。これは、教員による面接とレポートの提出が必要なのですが、あまり不安がる必要はなく、実質的には収入が主な判断基準となっていると考えてください。

ただし、成績でいうと、気を付けなければならないのは、進学後です。進学後の成績がよくなければ奨学金が打ち切られる場合もありますので進学後はしっかり勉強に励むべきだと言えます。

2.奨学金には収入に応じた区分がある

給付型奨学金を利用出来そう・・・と一安心するには、もう少し待ってください。

というのも、収入に応じて第1区分~第3区分に分かれており、支給額も異なっているのです。

第1区分は、住民税非課税世帯や生活保護世帯が該当し、それ以外の世帯を収入に応じて第2区分と第3区分としています。

第1区分であれば、満額の支給となりますが、もし第2区分、第3区分となった場合は、区分に応じた支給額となります。

支給額は第1区分>第2区分>第3区分となります。

どの区分に該当するのかも、先ほどのシュミレーションで確認することが出来ます。

もし、給付型奨学金だけでは不足する場合は、貸与型奨学金と併用も検討する必要があります。

ならば、無利子である第一種奨学金と併用したいところですが、残念ながら、給付型奨学金との併用の場合、無利子の奨学金の利用は制限があり、ほとんど第3区分の該当者くらいしか利用出来ないと考えてください。

そうなると、有利子の奨学金である第二種奨学金との併用を考える必要も出てくるかと思います。

2020年からの新制度!給付型奨学金と同時に利用出来るもう一つの制度とは?

実は、もう一つ朗報があり、給付型を利用する人は授業料も減免されるというメリットも享受できるのです。

2020年度から大学や短大、専門学校などの授業料を減免する制度がスタートし、これが適用されるのが、住民税非課税世帯とそれに準ずる世帯です。つまりこちらも先ほどの給付型奨学金の第1区分~第3区分に当てはまる方が対象となっています。

(減免額も区分に応じて定められています。)

ただ、ここで注意すべきことは、この給付型奨学金と授業料等の減免は、文部科学省が認定した学校に進学した場合に適用となります。

進学先を検討するときには、この制度の対象となっているかどうかも合わせて確認しておくと安心です。

まとめ

いかがだったでしょうか。

年収200万円だから子供を大学に進学させるのは厳しいだろう・・・と考える前に、こうした制度があることを知ってほしいと思います。

教育費は上昇しているものの、授業料の減免や給付型奨学金によって以前より進学しやすくなっていると思います。

ただ、色々な条件もありますので、親子で協力して、早い段階から話し合っておくことが大切です。

当方では、ファイナンシャル・プランナーが教育資金の準備についても家計の相談を行っておりますので、もし、今後の教育資金準備で不安を感じたら、一度相談してみませんか?

人生は人それぞれであるように、家計もそれぞれです。

自分にあった家計診断をプロに相談してあなただけの強い家計を作ってみませんか。

強い家計は幸せにつながります。

個別のWEB相談も受け付けております。

家計見直し相談

  • 教育資金はどのように準備すればよいか知りたい
  • 老後資金は足りるのか不安に感じている
  • 住宅ローンと教育費の支払いが重なり不安、今後の家計に問題はないか、シュミレーションしてほしい

  等

家計に関するお悩みに対し、解決策を提案いたします。

スタンダードプラン:オンライン相談回数3回

詳しくはこちら

プランを見る

お申込みはこちら

関連記事