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こんにちは、ファイナンシャル・プランナーの箭吹雅代です。

人生の節目で見直すことで強い家計を作る家計見直し相談を行っています。

さて、今日のテーマは「奨学金の不安を安心に変えるために知っておくべきたった3つのこと」です。

奨学金はどうやって利用すればいい?返済出来る?家計への負担は?

不安になることも多いかと思います。そこで、今日は奨学金の不安を安心に変えるために知っておくべき3つのポイントについて解説していきます。

もくじ

奨学金のしくみを知る

まずは奨学金のしくみを知るところからスタートです。

奨学金と一言で言っても様々なものがあります。

その中でも最も利用者の多い「日本学生支援機構」の奨学金とその他の奨学金に分けてそれぞれ解説していきます。

1.日本学生支援機構の奨学金について

日本学生支援機構の奨学金には「給付型」と「貸与型」があります。

①給付型

給付型奨学金を受ける一番のポイントは、世帯収入です。

家族構成等により、条件は異なりますが、住民税非課税世帯を第一区分、それに準ずる世帯を第二区分、第三区分とし、支給金額が決められています。

もう一つ、学力が条件となっており、「高校での成績が5段階評価で3.5以上」もしくは「進学先で学ぶ意欲がある」ことが条件となっています。

条件の2つ目を見る限り、高校での成績が例え芳しくなくとも諦める必要はなさそうです。

給付型に関しては、2020年度より、給付型奨学金を受けた学生を対象に、授業料・入学金の減免となる「高等教育の修学支援新制度」がスタートしました。

これにより、国公立大学の学生であれば、最大約162万円、私立大学の学生であれば最大約187万円も支援が受けられることになります。

②貸与型

貸与型にはさらに第一種と第二種があります。

第一種は無利子で借りられるタイプで、第二種は利子を付けて返すタイプです。

2.その他の奨学金

①志望校の奨学金

大学・短期大学などが独自に奨学金制度を設けている場合があります。

志望校を検討する際、奨学金制度があるかどうかも一緒に調べておくとよいと思います。

その際、予約採用があるかどうか、ある場合は申込期限をチェックしておくことがポイントです。

志望校は途中で変わるかもしれないし、まだ分からないし・・・と躊躇っていると予約採用の申し込みの締め切りが過ぎてしまう可能性があります。

予約申し込みした奨学金を辞退しても問題ありません。また、そもそも受験しなかった場合は、無効になります。

ですので、まだ決めかねている段階でも、受験する可能性のある学校の奨学金は申し込んでおくといでしょう。

②地方公共団体・民間の奨学金

地方公共団体なども独自の奨学金制度を設けています。

貸与なのか、給付なのか、利用条件や申込期限などはそれぞれ異なります。

日本学生支援機構のホームページで確認できますが、現在1,000近くの団体が奨学金制度を設けています。

奨学金賢く利用するための合言葉は「親子で・早めに・とりあえず」

さて、奨学金を賢く利用する合言葉はズバリ

親子で・早めに・とりあえず

1.親子で

奨学金の準備は親だけでなく子供の協力も必要となってきます。

例えば、学校で開かれる奨学金の説明会についての情報や申込準備などももちろんですが、学校の成績や学ぶ姿勢なども奨学金には関わってきます。

例え奨学金が利用出来たとしても大学での成績によって打ち切られる場合もありますので、やはり子供の協力は不可欠と言えます。

2.早めに

奨学金は早く動いた方が有利に利用出来る可能性が高くなります。

というのも、例えば日本学生支援機構の給付型奨学金を高校生のうちに申し込む「予約採用」の場合、申込は4月~6月ごろとなります。

給付型の予約採用での申し込みはこのときだけなので、ここを逃してしまうと、進学後に申し込む「在学採用」を狙うこととなり、その場合は給付開始が遅くなってしまいます。

もし、有利な条件で奨学金を利用するのであれば、高校2年生の終わりごろから動いておいた方がよいでしょう。

3.とりあえず

一番見落としがちなポイントがこの「とりあえず」。

というのも、まだ必要か分からないし、いくら必要か分からないし、志望校が決定していないし、と不確定要素が多いことから、ためらってしまう方も多いかと思います。

特に早い段階では、不確定要素が多いものです。

しかし、そんなことはお構いなしに申込期限はやってきます。特に有利な奨学金を利用するには、早い段階から動いて申し込みをしておくことがカギとなります。

ですので、奨学金は“とりあえず申し込んでおいて後で変更するor辞退する”

奨学金においては、辞退・金額・返還方法など肝心な項目も後で変更できます。

とりあえず申し込んだのに後で変更・辞退するのに変更料・キャンセル料などかからないだろうかと心配されるかもしれませんが、心配ありません。

奨学金については変更・辞退することをためらう必要はないのです。

ですので、何も決まっていなくてもとりあえず申し込みはしておくということが重要です。

借りる前に返還計画を立てておくことの大切さ

給付型は別として、貸与型の奨学金は、子供が将来返していくこととなります。

ですので、利用する際には、返済の計画も立てておきましょう。

1.返還方法

返還の方法は第一種と第二種では異なりますので、まずは、それぞれ確認しておきます。

①第一種

第一種には「定額変換方式」と「所得連動変換方式」があります。

「定額変換方式」とは、毎月一定額を返還し続ける方法です。借りた総額によって月々の返還額と返済年数が決められます。

それに対して、「所得連動変換方式」は前年の収入に応じて毎月の返還額が決まります。ですので、例えば収入が減った場合は返還額も減少するので、助かることもあるかと思いますが、返還額が減ったら、その分返済期間が長くなることにも留意しなければなりません。

②第二種

第二種の返還方法は、「定額変換方式」のみとなります。

ただ、こちらは、有利子タイプなので、さらに利息の算定方法を「利率固定方式」か「利率見直し方式」のどちらか選択することとなります。

ちなみに奨学金の利率は、「貸与終了後」に決まります。つまり大学卒業後まで利用した場合は、卒業時点で利率が決まります。

「利率固定方式」とは、返還開始から終了まで一定の利率を適用する方法です。

一方、「利率見直し方式」は、およそ5年ごとに返済利率が見直される方式です。

どちらがトクかは正直一概には言えません。

また、どちらを選ぶかは、奨学金を申請する際に選ぶこととなります。その時点ではまだ利率がどうなるか分かりませんので、迷ってしまうかもしれませんが、奨学金の貸与が終了する一定期間前まで変更が出来るので、とりあえずどちらか選択して、状況を見て場合によっては変更する方が現実的といえます。

また、利率には上限があり、3.0%は超えないようになっているので、その点は安心かと思います。

2.無理のない返還額

借りるときに考えておかなければならないのは、返還額についてです。

卒業後に返還していくことも考慮して借りる金額を決める必要があります。

社会人になったとき、初任給は平均で月給20万円前後。返済額は収入の10%以内に抑えておかなければ、返還が難しくなると言われています。そうすると、毎月の返済額は2万円までに抑えるべきといえます。

利率の上限が3.0%なので、念のため、3.0%で計算してみると、毎月の返済額を2万円までに抑えるには、奨学金の貸与額は毎月7万円までとなります。

(日本学生支援機構のウェブサイトでシュミレーション出来ます。)

ただし、これは現状の利率に即したわけではありませんので、あくまで参考程度と考えてください。

まとめ

いかがだったでしょうか。

奨学金は早め早めの準備がポイントとなります。

奨学金といっても条件に応じて利用出来るものも変わって来ますし、中々分かりにくいかもしれません。

だからこそ、時間に余裕を持って調べて、後で後悔がないようにしたいものです。

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