
こんにちは、ファイナンシャル・プランナーの箭吹雅代です。
人生の節目で見直すことで強い家計を作る家計見直し相談を行っています。
さて、今日のテーマは「収入減でも強い家計を作る!シンプル家計管理術とは?」です。
コロナ禍で収入が減っている家庭も多いのではないでしょうか。
まだまだ、出口は見えそうになく、厳しい状況が続きそうです。
日々の生活で精いっぱい。貯金なんか、出来る状態ではないかもしれません。
そんな悩みには、コツコツから始めませんか。
今日は無理なく続けられる、シンプル節約術についてお伝えしたいと思います。
もくじ
- 無駄遣いをやめればお金が貯まる?
- なぜ無駄遣いをやめられないのか?
- お金を貯めるために大切なのは無駄遣いを見直すだけでなく○○?
- 面倒臭くないから続けられる!シンプル家計管理術とは?
無駄遣いをやめればお金が貯まる?
無駄遣いをやめればお金が貯まる
そんなこと言われなくても分かっている!そりゃそうです。
では、そもそも無駄遣いとは何でしょうか?
無駄遣い:金品を必要もないことに使うこと。
*出典:明鏡国語辞典
さらに考えてみたいのですが、“必要もないこと”とは何でしょうか?
以下の中から選んでください。
- 朝昼夜食事代
- 光熱費
- 住宅ローン
- 旅行代
- コーヒー代
- 化粧品代
- 外食代
- 車の維持費
朝昼夜食事代や光熱費は多くの人にとって必要なことではないでしょうか。
さてここで問題です。
それ以外の支出は必要なことでしょうか?
実は、これには正解はありません。
必要か必要でないかは人それぞれです。
例えば化粧品代も女性であれば毎日化粧するので、必要と感じる方が多いかもしれませんが、化粧をしない特に男性には必要でないと思う方が多いかもしれません。
車の維持費にしても、交通の便が悪いところに住んでいる方にとっては必要でも、駅のすぐそばに住んでいる人にとっては特に必要ないものかもしれません。
無駄遣いをやめる前に、まずは自分にとって何が無駄かを把握することが重要となります。

なぜ無駄遣いをやめられないのか?
1.そもそも何が無駄なのか、把握していない
先ほど述べたように、何が無駄で、何が必要かは、ひとそれぞれです。
無駄遣いを止められない理由、それは、その支出が無駄とは認識していないからかもしれません。まずは、自分にとって何が無駄で、何が無駄でないのかをはっきりさせておくとよいでしょう。
買い物をしてレシートを溜めておいて、あとから見直すと、「これ必要だったかな?」と思う支出が見つかります。そうして自分にとっての無駄な出費を把握するようにしてみてください。買い物当日に見直すより、数日経ってから見た方が冷静に判断できますので、例えば週末に一週間分まとめて確認するくらいでいいと思います。
2.無駄遣いをしないのはストレス
無駄遣いを全てなくすのは正直難しい。
ついつい使ってしまっている支出、ありますよね。
ついついコンビニで飲み物やお菓子を買ってしまう。
ついついカフェに入ってしまう。
ついつい・・・
この積み重ねが案外大きな無駄になっていることがあります。
1つ1つの支出が小さいがために、あまり意識しない、だからこそ積もり積もって大きな無駄になっていることにも気付きにくいのです。
とはいえ、一切の無駄遣いを止めるのって、ストレスになりませんか?
お金を貯めるために大切なのは無駄遣いを見直すだけでなく○○?
無駄遣いを一切やめるのはストレスなので、少し自分を甘やかして無駄遣いも許してあげてもいいと思っています。
しかし、際限なく無駄遣いを許すと、当たり前ですが、お金は貯まりません。
では、お金を貯める方法とは?
ずばり、お金をしっかり管理することです。
お金の管理さえ出来ていれば、たまに自分に甘くても大丈夫。
さてここからが本題!じゃあ、どうやって管理するの?面倒なのは続かない・・・
そんな方にもオススメ、無理なく続けられる、シンプル家計管理術とは?

面倒臭くないから続けられる!シンプル家計管理術とは?
先ほど述べたように、お金を貯めるコツは、お金を管理することです。
ここで、頭に思い浮かぶのは家計簿という、三日坊主のお友達・・・
おやおや、ここで家計簿の賢い使い方なんぞ説いていくのでは・・・?
甘い!そんなもの使うわけなかろうがああああー!
と思ったあなた。安心して下さい、分かってますよ。
なぜなら、私自身、家計簿続いたことないですから。
そもそも、家計簿には大きな欠点があるので、使うことにもメリットを感じていません。
未来型ロボットが出てくる某アニメで、主人公のママが家計簿を見ながら「今月も赤字だわ~」と嘆いているのを一度や二度、見たことがあるでしょう?
そう、家計簿は節約にならないのです。
なぜなら、お金を使った後に記録を付けるからです。
使ってしまって、赤字だったとしても、お金は戻って来ません。
家計簿の本来の目的は、何に使っているかを把握することです。
だから、延々毎日365日付けることにメリットはありません。
ただ、自分が何にいくらくらい使っているか把握していない人は、1~2か月ほどつけてみてください。
1回のスーパーでの買い物でいくら使っているか、1日の飲み物代は?他にどんなものにお金を使っているのか?
光熱費などは季節によって違ってくるので、春1か月、夏1か月で実施するのもいいと思います。
(引き落としで通帳を見れば金額を把握できる場合は、そちらで確認してもいいと思います。)
パターンが把握出来たら、今度はお金を使う前に、上限を決めましょう。
例えば1日1000円とか、1週間で1万円とか、それぞれ管理しやすい単位でOKです。
上限を決め、必ずその上限金額を守って使う。
たったそれだけで家計の管理が出来ます。
ちなみに私は1週間ごとに上限を決めています。
そうすることで、使い過ぎた日があったら次の日に使わないようにするなど、調節がしやすいからです。
かといって、1か月単位にすると、期間が長すぎて、月末に苦しい思いをすることになりますので、1週間が私にとってはちょうどいい長さです。
いくら使ったか、把握するのではなく、使う前にいくら使っていいか把握しておく。
これだと家計簿のような面倒な手間もなく、お金を簡単に管理できます。
使い過ぎた現実を突きつけられてテンションが下がるだけで解決にはならないのです。
いかがでしたか?
人生は人それぞれであるように、家計もそれぞれです。
自分にあった家計診断をプロに相談してあなただけの強い家計を作ってみませんか。
強い家計は幸せにつながります。
個別のWEB相談も受け付けております。
関連記事